『嫌われる勇気』読書ノート1
まず課題の分離をすること、課題の分離とは、自分と他者の課題を切り分けること。
そして、他者の課題には介入してはならないし、自分の課題にも介入させない。お互いの課題に土足で介入することは、不幸でしかない。
人間の悩みは、その全てが人間関係の悩みだ。課題の分離は、人間関係の悩みを一気に解消する手段である。
他者の期待に応えるために人は生きているのではない。他者から好かれるために、ピエロになってはいけない。確固たる自分の課題に集中するのである。
他者からどう思われるかは、他者の課題であって、自分の課題ではない。
だから、そんな自分ではどうにもできない他者の評価を気にする必要など微塵もない。
自分の課題に集中して、そこに全神経を注ぐのである。
ここまでだと、自分は自分、他人は他人とドライな関係を想像してしまうが、課題の分離は、人間関係においての出発点である。
アドラー心理学のゴールは、共同体感覚を持つことである。
共同体感覚については、また次回。